旅行時にわたしたち夫婦がやっている防犯対策を紹介します。旅行を考えている方、これから旅行に行く方の参考になれば嬉しいです。
すぐできる海外旅行時の防犯対策
わたしたち夫婦は今まで日本とアメリカをはじめ、エジプト、イタリア、エクアドル、オーストラリアなどを旅行してきました。イタリアでは到着初日に2回も盗まれそうになりましたが、幸い何も取られずに済みました。
外出時は貴重品は常に身につけておく
食事の時も、買い物する時も、貴重品は預けたりせずに常に身につけておくのが確実です。貴重品を入れたままのコートやバッグを自分の手から離すと、盗まれる可能性があります。
あわててバッグやコートを手放すように仕掛けてくるスリのグループもいます。こちらがあたふたしながらトラブルに対応しているスキに貴重品を盗もうとしてきます。
高価なものはなるべく旅行に持って行かない
そもそも無くしたら困る高価なものは、旅行に必要でなければ家に置いておくのが安全です。日本なら大丈夫かもしれませんが、海外ならホテルに貴重品を置いておくだけでも結構リスクが高いです。
そして管理しなければいけない物が増えれば増えるほど、精神的にも体力的にも負担になります。せっかく旅行を楽しみにきたのに、物が盗まれないか不安にさらされ続けるなんて本末転倒です。
トラブルがおこったときこそ、周囲を警戒する
何かおかしなことが起こっても、まずは周りを見わたして、手持ちの荷物やスーツケースを手放さないようにしてください。
わたしたちはローマの電車内で、旦那の上着にソースをかけられました。スリは私がそれに気づいてあわてている間にスーツケースを盗もうとしていたはずです。が、わたしが荷物を手放さず歩き続けた結果、あきらめて同じ電車に乗って逃げたようです。
あわてている時は注意が散漫になります。混んでいる場所では特に周囲をよく見て、怪しげな人物から距離をとってください。
ファスナーや鍵つきのバッグ、服を選ぶ
観光中に持ち歩くバッグは、なるべくファスナーや鍵付きのものを選びます。
スリが狙うのは、盗む価値があるものを持っている人や、ものが盗みやすそうな人です。中身がすぐに取り出せるバッグを持つのは「わたしは警戒心が薄い人ですよ、盗みやすいですよ」とわざわざアピールしているようなものです。
服はポケットにファスナーがついているものだとより安心です。内ポケットもいいと思います。
飛行機内でも貴重品は手放さない
飛行機の中でも、貴重品は身につけておいた方がいいです。一人で乗る場合はトイレに行くときも一緒に持っていった方が安全。機内でサイフを盗まれて現金だけ抜きとられ、後からトイレのゴミ箱から空のサイフだけが出てきた、なんてこともあるようです。
わたしは機内では小さなバッグを肩から下げるか、内ポケット付きの上着をはおって貴重品を身につけています。
リュックの防犯対策も万全に
リュックはかなり狙われやすいアイテム。もしスーツケースとリュックを抱えている人がいたら、たいていリュックの方に貴重品を入れているからです。背負っていると後ろから開けられても気付きにくいので注意が必要。
- すぐ開けられるポケットに貴重品を入れない
- カギをかけておく
- 人混みでは前に抱える
などの対策が有効です。わたしはフロントポケットにはマスクやティッシュ、お菓子など、盗まれても惜しくないもののみ入れています。
また、リュックを持つときには小さいショルダーバッグもぶら下げてそちらに貴重品を入れるか、ジャケットの内ポケットに貴重品を入れて、基本的にリュックに貴重品を入れないようにしています。
電車やバスで寝ない
海外では電車やバスの中で絶対に寝ないでください。寝ていると確実に近づいてきて欲しくない人に目をつけられます。ものを盗まれるだけならまだいいです。公共の交通機関で寝ていてもスリにあわないのは、日本だけです。
日本では電車やバスの中にうっかり何か忘れ物をしても、忘れ物センターにいけば戻ってくる可能性が高いです。が、海外では忘れ物センターがそもそもないと思います。
宿泊費や交通費をケチりすぎない
いくら旅費を節約したくても、あまりに安すぎるホテルや交通手段を選ぶのは考えもの。治安が悪い場所にあるホテルや、評価が良くないホテルはどんなに安くても避けた方が無難です。また、スーツケースをいくつも抱えた移動は、タクシーに乗った方が疲れず安全なことが多いです。
トラブルが起きると余計な出費がかさむどころか、旅行そのものを存分に楽しめなくなります。
駐車してから車を離れるまでの行動に注意
駐車場では車上荒らしが車の中にある貴重品を狙っています。駐車してからの行動は、車上荒らしに見られていると思って行動しましょう。
例えば駐車してからバッグをトランクに入れるのは、車上荒らしにバッグがある場所を教えているようなものです。
- 運転中に収納して、中の物が絶対に見えないようにする
- 貴重品は車に置いて行かない
- 管理人がいる駐車場を利用する
など、駐車中の被害にあわないように気をつけたいところです。
クレジットカードで買い物する
クレジットカードで支払える場所では、できるだけカードで払います。
- 大量の現金を持ち歩かなくて済む
- クレジットカードの付帯保険が使える
- カードをなくしたらすぐ停止できる
カードによって付帯保険の内容が違うので、旅行に持っていくクレジットカードの保険の内容を確認しておくのがおすすめ。