アメリカで開腹手術にて子宮を摘出しました。アメリカでの手術について分からないことが多く、経験談が書いてあるブログを探したんですがあまり見つかりませんでした。なので私の体験談をここに残しておくことにしました。
これからアメリカで手術する予定の方、子宮摘出手術をうける方の参考になれば嬉しいです。
手術後8〜14日目、退院6〜12日目【アメリカで子宮摘出手術】
少しずつできることが増える
術後の回復は順調で、毎日せきをするたびにお腹周りの痛みが減っているのがわかる。一週間以上経つと、手術直後よりできることが格段に増えてきた。
- 足を上げてもほとんど痛みがないので一人でシャワーを浴びるように
- 建物地下の洗濯機で毎日少しずつ洗濯
- 近所の公園を毎日散歩
とはいえまだ体力が追いついていないので、疲れがどっと出ないように基本はベッドで休みながら、少しずつ立つ時間を増やしていく。
散歩は何かあった時にすぐ戻れるように、家から離れすぎないコースにした。公園にはベンチがたくさんあるので、疲れたらすぐ休む。慣れてきたらベンチで休憩する時間を少しずつ減らして、手術後14日目で1日に合計4000歩くらい歩けるようになった。痩せている人ならもっと歩けそう。
早く日常生活に戻りたい
からだの自由が戻り始めると「あれももう出来るかも」「これもやってみたい」という欲が出てくる。毎日カウチポテトになっているものいい加減飽きてきた。でも普段よりちょっと多く歩くと意外と疲れるし、昼寝しないと体力がもたない。まだ20ガロン以上の重さのものは持てないし、腹部に圧がかかるような運動もできない。
2週目も旦那が引き続き休みをとってくれていたので、まだほとんどの家事を旦那にやってもらっていた。
手術後少し体重が減るのを期待していたけど、結局ほぼ同じだった。むしろおなかは以前よりふくらんでいるような気がする。食べる量は少し減ったけど、それはいまほとんど動いていないから。少しでも早く運動量を増やして体重が増えないようにしたいと思いはじめる。
気持ちは焦るけど、注意していないと傷口が開く危険もあるし、じっと我慢の日々。早く普通の生活に戻りたい。
痛み止めの量が減る
手術後2週目に入ると、痛み止めを飲む間隔が空いても大丈夫になってきた。なるべく飲まないよう我慢しているんじゃなく、気がついたらしばらく飲んでなかった感じ。腹部サポーターとアイスパッドは欠かせない。
お腹が痛むときは、創部ではなくて体の奥の方にちくっと刺すような痛みが出る。創部のホッチキスの芯をとったあとに貼っていた細長いテープが端からめくれてきたので、邪魔になって剥がす。もう芯の跡は消えていて、ナイフで切った傷だけになっていた。
縫い合わせたという膣の奥の方からは特に出血も痛みもない。手術前はあんなに月経過多で苦しめられていた生理が来ないのは、本当に快適。