わたしはこれまで10カ国と日本国内を旅行してきましたが、イタリア・ローマではなんと30分で2回スリに遭遇しました。
奇跡的に何もとられませんでしたが、2回ともわたしがターゲットでした。
ローマ旅行で30分で2回スリに遭遇した
わたしはローマについた当日、2回もスリに狙われました。それも30分のうちに2回も!
大きなスーツケースを持って移動する時は「わたしは観光客です!」とアピールしているようなものなので、特に気をつけてください。
スリ遭遇1回目:ローマの空港から乗ったローカル電車を降りた時
1回目のスリ遭遇はローマの空港から乗った電車を降りた時におこりました。
ローマ・フィウミチーノ空港(別名レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)に到着したわたしたちは、観光客がよく乗るレオナルド・エクスプレス(日本でいう成田エクスプレスのような列車)ではなく、ローカル電車を選択。その方が安かったんですよね。
ローカル電車から地下鉄に乗り換えて、目的のホテルへ行く予定でした。
スリ遭遇1回目は、ローカル電車を降りた時でした。ダンナのあとに続いて電車をおりていると…
ダンナのコートにドレッシングがべっとりついているのに気がつきました。
普通だったらビックリして立ち止まり、すぐにコートをふき始めるんでしょうが、わたしはスリの予想外の行動に出ました。
この時わたしは時差ボケでかなり眠かったので、ダンナのコートについている汚れがはっきり認識できなかったので、汚れを見つめてこれが何か考えながらしばらく歩き続けたんです。
なんで今ドレッシングが…?
ここレストランじゃないし…そういうスリってレストランにいるんだよね…電車の中で変なところに座ったっけ…?
でも、座って汚れたような後じゃなくて…立ってる時にかかったような感じ…そもそもこれって本当にドレッシングなの…?
眠かったので考えるのにも時間がかかりました。しばらくするとホームにいたたくさんの人たちがいつの間にかいなくなっていました。
そしてようやく「これはドレッシングだ」と断定できたので、旦那に「コート汚れてるよ」と声をかけました。
どうやら悶々と考えている時間が長かったのがよかったようです。わたしが慌ててスーツケースを手放さなかったので、ホームにいる人たちが離れていくのに乗じて、スリは姿を消してしまったようです。
スリ遭遇2回目:地下鉄のエスカレーターでスリ集団に囲まれる
2回目は地下鉄から降り、長い上りエスカレーターに乗った時に起こりました。
混んでいないエスカレーターで突然5、6人くらいのグループに押され、かなり密着した状態になったんです。
旦那の後ろにわたし、旦那の左横に小学校低学年くらいの男の子、わたしの隣と後ろに中学生くらいの子が一人ずつ、彼らの後ろに大人二人でした。
子供が旦那の横で止まったので、旦那のスーツケースが邪魔で通れないのかなと思って荷物を移動させても、子供が動く気配がないんです。大人も特にうながす様子がない。
隣の下りエスカレーターも、わたしたちの前も混んでないのにおかしいな…と嫌な予感が。リュックを背負ってたのを思い出したわたしは、何気なくリュックを体の前に持ってきました。
するとびっくり!ファスナーがぱっくり開いているじゃないですか!!!
わたしがリュックの異変に気づくと、真後ろにいた女の子から突然お尻をパーン!と叩かれ、わたしが驚いている隙に、あっという間にグループ全員が逃げていきました。
旦那は最初、何が起こったのかわからずポカーンとしていましたが、何が起こったのかを説明するとさすがに驚いていました。
わたしたちの様子に気づいた駅員が二人、すぐに駆け寄ってきてくれました。何も取られてないのを確認してホッとしましたが、動揺が隠せませんでした。
スリに狙われたのも初めてだったのに、イタリアに来て数時間しかたってないうちに2回もターゲットにされたんですよ!!!トラウマものですよ、ホントに。
ケガも盗まれたものもなかったのが不幸中の幸いでしたが、よく考えたらわたしはスキだらけでした。
わたしがイタリア・ローマでスリに狙われた原因
ここからは、わたしがスリに目をつけられた原因を自己分析したいと思います。
- いかにも「観光客ですよ」な服装と荷物
- スキだらけの雰囲気
どちらも日本人ならありがちだと思うので、ぜひ気をつけてください。
①いかにも「観光客ですよ」な服装と荷物
その時のわたしたちの持ち物と服装はこんな感じ。
- わたし:スーツケースとリュック1個ずつ。服はネイビーのライトダウンジャケットと黒いロングスカート。
- 旦那:スーツケースとリュック1個ずつ。服は黒いコートとジーンズ。
スーツケースの大きさと、イタリアではいている人をあまり見かけなかったロングスカートで「わたしは観光客ですよーーー」とアピールしているようなものでした。
- レオナルド・エクスプレスに乗る(料金が高いのでスリがあまり乗っていない)
- 空港で悪目立ちしない服に着替える
②スキだらけの雰囲気
旦那はちゃんとしてましたが、わたしの方は「こいつを狙えば何か盗めますよ」と言わんばかりのスキだらけな様子でした。
- アメリカからイタリアへの移動で疲れてボーーーッとしていた
- 地下鉄の中でもウトウトしたり、あくびしたりしていた
2回目にあったスリ集団は、おそらく地下鉄に乗っている時からわたしをマークしていたと思います。
- 眠そうにしない
- 電車や地下鉄では周囲を常に警戒する
まとめ:スリに気をつけつつ、ローマ観光を思い切り楽しもう!
スリに狙われたのがローマに来てすぐだったこともあり「このまま毎日こんなことされたらどうしよう…」と不安になりましたが、すぐに気持ちを切り替えて、スリ対策を万全にしつつ観光を楽しむことにしました。
スリ対策をしっかりして、思い出に残る旅にしましょう。