こんにちは! Keiko(@kmy_design)です。
2018年12月にケネディ宇宙センターでGPS III SV01の打ち上げを見るためにフロリダに行きました。
結局生で見ることはできませんでしたが、当日の流れをこの記事にまとめました。覚えておくと便利なポイントや、持っていくと便利なものも紹介しています。
GPSやロケットの打ち上げを見たい方の参考になれば嬉しいです。
ケネディ宇宙センターでロケットやGPSの打ち上げを見学するメリットとデメリットはこちらの記事にまとめていますよ。
では、早速みていきましょう。
ケネディ宇宙センターでGPS打ち上げ見学体験記【アメリカ・フロリダ旅行】
GPS III SV01の打ち上げ当日、ホテル出発から見学サイト到着、キャンセルのアナウンスまでの流れはこんな感じでした。
- ホテルからケネディ宇宙センターへ
- センターに到着したら車をとめ、入場待ちの列に並ぶ
- セキュリティチェック後、センター内に入場
- 見学サイトへバスで移動
- 見学サイトで打ち上げまで待つ
- 打ち上げ直前にキャンセル発表
当日5時半に起床し、ケネディ宇宙センターへ移動開始
前日から宇宙センター近くのBest Western Space Shuttle Innに宿泊。打ち上げが朝早い時は、近くのホテルを予約しておくと移動時間を短くできるのでオススメです。
わたしたちは当日5時半に起き、急いで朝の準備をしました。
朝食は6時半からだったので食べられませんでした。なので出発前にフロントの人に尋ねて、水と小さいスナック菓子が入ったgrab-and-goを受け取り、出発。
ケネディ宇宙センターまでの道路(ナサ・パークウェイ・ウェスト)は大渋滞
予想はしていましたが、ナサ・パークウェイ・ウェストは渋滞。わたしたちはあまり意識せず右側の車線に入ってしまいました。が、こちらは別の道から合流してくる車を入れて上げなければいけないので、左側の車線より進まず、かなりイライラ。
30分くらいたったところでケネディ宇宙センターの駐車場への道が別れていたので、そちらに入ってやっと渋滞から脱出できました。
係員の誘導に従い、ケネディ宇宙センターの駐車場へ
駐車場は有料です。わたしたちはParking Passも事前にオンラインで購入していました。
入り口で、スマホ画面でパスを表示しようと旦那が苦戦するも、なぜかうまく表示されずにあたふた。見かねたスタッフが確認せずに通行証をくれました。優しいスタッフさんありがとう…!
スムーズに駐車するため、係員の誘導にしたがって駐車します。
ケネディ宇宙センター入り口に並ぶ
開園前に到着したため、列に並んで入り口があくのを待ちます。
待っている間はフロリダといえども、ライトダウンジャケットを着ていたのに寒かったです。列のそばにあるフードトラックで暖かい飲み物を買う人が後をたちません。
周囲を見回すと、薄手の長袖シャツにビーチサンダルといった軽装の人もちらほらいましたが、ほとんどの人はフリースジャケットやマウンテンパーカーなどを着込んでいました。
15分くらい待っていると開園し、列が動きはじめました。いよいよ中に入れます。
セキュリティチェックを受けてから宇宙センターに入園
まずは身体検査から。ポケットの中に入っている貴金属やベルトなどは、バッグの中に入れるかトレイの中に出してからゲートを通過します。男性はベルトでひっかかる人が多かったようです。
ゲートを通過したら、次は手荷物の検査。
リュックサックなどの大きなバッグは中を開けて、小さなショルダーバックは外から触って中に危険物がないかチェックしていきます。飲み物や食べ物は持ち込めますよ。
次はチケットのバーコードを機械に読み込ませながら1人ずつ入園。
複数枚まとめてチケットを購入した場合は、1人通過するごとにバーコードをかざしてください。
入り口を通過した後は、寒い中待たされたせいか、ゲートすぐそばにあるパビリオンのトイレに行く人が結構いました。
宇宙センター内のバス乗り場から見学サイト移動用のバスに乗車
わたしたちはApollo/Saturn V Centerそばの見学サイトのチケットを購入していたので、バスでApollo/Saturn V Centerまで移動します。園内を少し歩いてバス乗り場へ。
入園前に並んでいた人のほとんどはバスで移動する人だったため、ついて行くと迷わずバス乗り場にたどり着きました。
バス乗り場入り口では、事前に購入しておいたチケットを係員に見せます。
入り口を通過し、少し歩くと撮影スペースで足止めされ、観光スポットによくあるグループ写真を撮影。バーコードいりのリストバンドを手渡されました。
写真を撮った後しばらく歩いて行くと係員にグループの人数を聞かれました。答えると、人数によって乗車するバスが振り分けられるようです。わたしたちは一番奥に停まっているバスに案内されました。
バスでApollo/Saturn V Centerの見学サイトに移動
バスに乗車して、いよいよApollo/Saturn V Centerに移動します。移動中は車内でケネディ宇宙センターについてのビデオ(英語字幕なし)が放送されます。
アリゲーターが水辺にいるので、外を眺めて探すのもいいですね。10〜15分くらいでApollo/Saturn V Centerに到着します。
見学サイトに行く前にApollo/Saturn V Centerの展示を見る
Apollo/Saturn V Centerに到着し、すぐに見学サイトに移動したいところですが、なぜかApollo/Saturn V Center内を必ず通るよう指示されます。
Apollo/Saturn V Center内に入るため、外で5分くらい待たされました。
中では、ロケットの管制室を再現した部屋で打ち上げシーンの映像を見ることができます。この後Saturn Vの展示スペースに移動します。Saturn Vはいつ見ても圧巻の大きさ。外に出てすぐのところに見学サイトがあるので、早めに行ってApollo/Saturn V Centerをじっくり見学するのもいいですね。
ケネディ宇宙センターの見学サイトで打ち上げまでひたすら待つ
Apollo/Saturn V Centerを出て、見学サイトに移動します。見学サイトはApollo/Saturn V Centerのすぐそばに併設されていて、そばには軽食やお土産を販売するテントやトイレがありました。
見学サイトは観客席のようになっていて、座って待つことができます。
座席が結露でびしょ濡れだったので、ビニール袋をしいてから座りました。
見学サイトとはいえ、すごく近い距離というわけじゃありません。最初はどこが発射台かわからず、旦那の説明でようやく見つかるくらい、肉眼だと小さく見えます。アナウンスでも定期的に、どこが発射台か説明していましたよ。
もっとはっきり見たい方は、双眼鏡や望遠機能に優れたカメラを持っていくのがオススメです。
わたしたちは奥の席に座って、持ってきたパンやスナック菓子を食べながら打ち上げまでの時間を潰すことに。他の人はApollo/Saturn V Center内の展示を見たり、わたしたちと同じように何か食べたりしながら打ち上げを待っていました。
打ち上げまでの時間をカウントダウンを表示する巨大モニターが見学サイトそばにあったので、いちいちスマホなどで確認する必要はありませんでしたよ。
大事な情報はスタッフがマイクで定期的にアナウンスしてくれます。
GPS発射時刻が30分ほど延期になる
朝ごはんを食べながらのんびり待っていると、後ろの方から「30分くらいカウントダウンの時間が伸びてる」と聞こえてきました。あれっ?と思いモニターを見ると、さっき確認した時より時間が足されていることに気づきました。
その後しばらくしてから、スタッフが打ち上げ時刻延長をアナウンス。
待っている間にぐんぐん日がのぼり、日差しが強くなってくると朝の冷え込みとは変わって暑く感じ始めました。サングラスを持って行かなかったのをちょっと後悔しましたね。
GPS発射予定時刻が近づくにつれ見学サイトが埋まり、アナウンスで最新情報が流れるように
発射予定時刻が近くにつれ、見学サイトの空席がどんどん埋まり、スタッフのアナウンスも頻度を増します。
見学サイトでは英語以外の言葉もたくさん聞こえてきました。遠くからわざわざ見にきている方もたくさんいたようです。
巨大モニターで、打ち上げの様子がはっきり見える生配信の動画を写す予定だったらしいのですが、機材トラブルか何かでうまく写されませんでした。
アナウンスでは他にも、生配信の動画と実際の発射は多少ずれることがあるので注意するように、と伝えていました。
時間がたつにつれ、みんなドキドキしながら発射台の方角を見つめるように。
GPS発射予定時刻2分前に突然打ち上げがキャンセルに
「あともう少しで打ち上げ!」という時になって、アナウンス係の元に別のスタッフが紙を持っていき、なにやら話し込んでいる様子です。
話が終わった後、打ち上げキャンセルをアナウンス。周囲からため息や残念がる声が聞こえてきました。みんなすぐに立ち上がって移動を始めます。
わたしは事態が飲み込めず、ポカーンとしてしまい、旦那も残念そうにしていました。せっかくミネソタから見に行ったんですけどね…仕方ないですよね。
打ち上げ見学に持っていきたいもの
実際に現地に行ってみて「これを持っていてよかった!これを持っていけばよかった!」と思ったアイテムはこちらです。
- 防寒着
- 日焼け止め
- 望遠鏡または望遠機能に優れたカメラ
防寒着はふきっさらしの見学サイトでの体温調節に絶対必要
ふきっさらしの見学サイトで打ち上げまで長時間待つためには、防寒着がマストアイテムです。脱ぎ着しやすいものがオススメ。
わたしが訪れた日は、朝は温かいコーヒーほしさに行列ができるほど寒くなりました。が、打ち上げ予定時刻前には、照りつけるような日差しで半袖になる人が続出するほど暑く感じました。
日焼け止め&帽子
屋根がない見学サイトで打ち上げまで待つ間、強烈な紫外線にさらされます。周りの人と近くて日傘はさせないので、日焼け止めは必須アイテム。
暑い日は帽子も必要です。寒いときは帽子をかぶることで、頭を寒さから守ることができますよ。
望遠鏡または望遠機能に優れたカメラ
▼Apollo/Saturn V Centerそばの見学サイトから打ち上げ台まではこれくらいの距離感です。
見学サイトにはもちろん発射の様子を映し出す大きなモニターも用意されています。が、せっかく現地に来たからには、自分の目で見たいもの。
望遠鏡があれば打ち上げの瞬間も自分の目で見ることができますし、写真やビデオに収めたいなら望遠機能にすぐれたカメラが必要です。
さいごに&まとめ
キャンセル後はApollo/Saturn V Center内の展示を見たり、ビジターコンプレックスに戻って他の展示を見たりして、閉園ギリギリまで施設を楽しみました。
公式サイトでも、ケネディ宇宙センターでロケットの打ち上げを見る方法が詳しく紹介されていますよ。
HOW TO WATCH A ROCKET LAUNCH AT KENNEDY SPACE CENTER VISITOR COMPLEX
2019年は無人SpaceXのデモンストレーションや、宇宙飛行士が搭乗したSpaceXの打ち上げも予定されています。
この記事が、ケネディ宇宙センターでGPSやロケットの打ち上げを見たい方の参考になれば嬉しいです。
ケネディ宇宙センターでロケットやGPSの打ち上げを見学するメリットとデメリットはこちらの記事にまとめていますよ。