20代は人生の中でも特に自由度が高く、さまざまなことに挑戦できる貴重な時期です。私自身、20代で経験したことが今の自分を形作っていると感じます。そこで今回は、「20代でやってよかった!」と思うことをいくつかご紹介します。
わたしが20代でやってよかったこと

失敗を恐れずに挑戦する
いま振り返ると就職氷河期にかなり無謀だったと思いますが、新卒時に就活で何十社も落とされたのにどうしてもデザイナーになりたくて、必死で応募を続けた結果やっと2月に内定が決まった経験があります。20代だったからこそ必死でくらいつくことができましたが、いま40代になって同じようなことができるかといえば、絶対に無理です。
転職、起業、留学など、リスクを取るのが怖いと思うこともあるかもしれませんが、20代ならやり直しがききます。たとえ失敗しても「あの時チャレンジしておけばよかった」とあとで後悔するよりはずっといいと思います。
生まれ育った地元を離れて一人暮らし
わたしは大学生から実家を離れ、一人暮らしを始めました。お金の管理、料理、掃除などをすべて自分でやることで、あらためて両親のありがたさを実感。実家住まいの友人が羨ましいと感じる時もありましたが、いまは一人暮らしを経験できて良かったと思います。うちは両親と距離が近すぎるとケンカが増えるので、たまに顔を見せるくらいの距離感の方が心地いいです。
また「友達もたくさんいるし、生まれ育った地元を離れたくない!」と思うかもしれませんが、20代後半ごろから女性は特に、結婚を機に友達が旦那の仕事の都合で地元から離れるケースが多いです。気づいたら地元に残っている友人はどんどん減り、残っている友人も結婚や出産などで気軽に会いにくくなります。
職場近くへの引っ越し
就職してから最初に住んだのは、職場へ片道一時間かかる場所にあるアパート。激務だったので毎日家に帰りつくのは日付が変わる頃。お風呂とトイレが別でロフトつきの部屋は気に入っていたのですが、さすがに職場から遠すぎると感じ、契約更新のタイミングで職場から自転車で15分程度の距離にある物件に引っ越しました。
家賃は一万円上がったし部屋は狭くユニットバスの物件でしたが、職場と家の往復が劇的に楽になりました。睡眠時間が確保できるようになり、仕事のパフォーマンスも上昇。交通の便がよい場所だったので、休日に気分転換に外にも出かけやすくなりました。
ムダ毛の永久脱毛
若いうちにムダ毛を永久脱毛しておくと、その後はずっと毛の処理に時間とお金をかけなくてよくなります。最初はお金がかかりますが、長い目で見るとコスパもタイパも高いです。
海外旅行
海外旅行は若いうちに一度は経験しておくといいです。
- 結婚すると自由に旅行しにくい
- お金をかけない貧乏旅行は若いうちだけ(体力がなくなるから)
言葉が通じない人とのコミュニケーション方法、文化の違い、現地でしか見られない景色、ローカルフード、アクティビティなどは、あなたの価値観や今後の人生を変えてしまうかもしれません。そして日本の快適さや日本人に生まれたありがたさも実感するはず。

貯金・投資を始める
将来のために貯金をする習慣をつけることや、少額でも投資を始めて資産運用の知識を身につけることはとても大切です。お金に関する知識を早めに得ておくと、将来の選択肢が広がります。
まずは生活防衛資金として、半年くらい無収入でも生活できる額を現金で貯め、そこから余剰資金を投資にまわすといいと思います。

奨学金の繰上げ返済
わたしはボーナスが入ると奨学金を少しずつ繰上げ返済しつづけ、予定より数年だけですが早く完済しました。当時はなんとなく借金を抱えている状態が気持ち悪かったので、それを無くしたい一心でした。いま振り返ると、奨学金の返済を早めに済ませていたおかげでアメリカへの引っ越しもスムーズにできました。
もし有利子の奨学金を借りているなら、お金があるときになるべく早めに返済していけば利息分を節約できます。